静岡県繊維資材工業組合は、幅130ミリ以下の細幅織物製造から繊維資材の小売・卸売企業が集まった組合です。

 

特徴と欠点

綿(木綿)は、ワタの種子から取れる繊維です。
ワタとは、アオイ科ワタ属の多年草の総称で、木綿は種子の周りに付いています。

日本のワタの栽培は、799年に始まりましたがたった1年で途切れてしまいました。
その後は、明や朝鮮からの輸入に頼り長期間「高級品」されていました。
連続して栽培され一般に広まったのは16世紀以降とされています。
江戸時代には大阪近郊で生産が盛んになり、木綿問屋が形成され、綿花産業は大きな産業となりました。
1930年代には輸出量が世界一となりましたが、徐々に安価なアジア産の綿布に押され、現在の統計上国内自給率は0%となっています。

綿は、繊維の長さにより「短繊維」「中繊維」「長繊維」「超長繊維」と4つに分けられます。
「長繊維」「超長繊維」は細くしなやかで高級綿とされ高級シャツなどに使われます。
「短繊維」は太い糸にしか加工できないため、シーツやタオル、布団綿に使われます
「中繊維」が一般的に広い用途で使われており、衣料品を含めた色々なものに使われます。

性質は、丈夫で水分吸収率が高く、保温性、耐熱性、染色性に優れています。またアルカリに強い特徴を持っていますので洗濯や漂白しやすいのがメリットですが、収縮・シワになりやすく、乾きが遅く、長時間日光に当たると変色してしまうのがデメリットです。

よく利用されている製品

【衣料品】
・靴下
・下着
・Tシャツ
・タオル

【特殊品】
・漁網
・コーヒーフィルター
・テント
・火薬
・綿紙
・製本用材料

 
東日本大震災に関する連絡事項

このたびの東北地方太平洋沖地震により被災されお亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様、またご家族の方々に対して、お見舞い申し上げます。 謹んでお見舞い申し上げると共に、被災地の一刻も早い復興を心よりお祈り申し上げます。